ブログ

2024/07/25

これからの時代、生き残れる会社とはどんな会社か?

先日、ほぼ毎年参加している静岡に本店を持たれている建機レンタル様の安全大会に参加してきました。静岡は私が生まれた土地であり感慨深い場所でもあります。数年前、生まれた家付近をタクシーの運転手さんにあーのこーの言いながら尋ねて行ったのですが、幼いころのかすかな記憶の中よりも大きく変化して昭和の古びた家並みは令和の新興住宅となっていました。ただ、子供の目線で見ていた背の低い木には記憶があり未だに元気に垣根を作っていて懐かしく嬉しく感じました。葉っぱを良く引っこ抜いて遊んでいたことで記憶に残っていました。イタズラも印象に残る記憶として大切です。

今からの中小企業には厳しい現実が待っている

今、企業は転換期に差し掛かろうとしています。私の生家も時間とともに変化したようにこれからの数年が大変革の時を向かえるようにおもいます。数年後の企業を取り巻く環境は全然違ってくることでしょう。いろいろな方とよくお話をするのですが、皆さんこうお話されます。「これからは少子高齢化で働く人が少なくなって人の採用が本当に厳しいんです。」「人口が減っていけば仕事も減っていくんじゃなかろうか。不安で。」「原材料価格が値上がりし会社の利益を圧迫している。何にも買えない時代になった。」「従業員も高齢化し若い従業員は定着しないし困った。」「個人の社会保障が充実しては来ていて働く人にはうれしい内容になっているけど会社には何にも保証がない←失業保険、育児休業給付など(詳しくはお調べください)」などなど。

重機運送業界のいまは

運送業界は、どの会社もまだ不安定な運営をしています。働く時間を縮小することで、従業員の健康も考えながら経営していかなければなりません。つまり、時間=対価ではなくなりました。まだまだ守られていないどころか守ろうとしている会社を横目にこれ幸いにと昼も夜も走りまわり乗務員の心身をすり減らしている会社もあります。そういう会社は得てして短期的な考えでトラックの台数を増やしている傾向があります。(冷静さを失いトラック台数の多さがステータスに感じるのです←運送会社自己催眠術。) 安い運送単価にしたら仕事をいただける。これだけ仕事はあるし、トラックもそれに合わせて増やしているしうちも成功してきたな。(これも運送会社自己催眠術。) そんな感じに私は見えてきています。

 

長い将来を見据えながら生き残る会社になるには

先ほども書いた社会保障の充実のとおり、社会は確実に個人に優しい時代となっています。(悪いことではなく大賛成です。)そんな時代に突入しながらも本当に生活に困窮した方のセーフティーネットである社会保障などに生活の保障を求めるのではなく、働けるのであれば会社に生活の保障を求めてもらえる会社にならなければなりません。それは、どうなっていけばいいのか?  会社を大きくして永続化できる会社にしていかなければいけないと考えています。(給与、働く環境、やる気です。)社員の方々も一時の収入だけを求めるだけではなく(当然必要範囲は必要ですが。)、個人の健康にも気づかいながら、息長く経営していくことが個人の家計にも会社の経営にも一番の得策なんです。 会社からタイヤの節約して、無駄な高速道路に乗らないでなどなどとお願いはしていますが、みなさん熟慮する力を養ってもらい、決して今だけ見てお願いしているわけではなく、5年後、10年後と先を見据えてのお話になります。(注意されたらうん?なんで?となるでしょうが、まわりまわって皆さんのところに帰ると信じています。) すでに淘汰の時代に入りました。生き残るところ、無くなっていくところがはっきりしていきます。  弊社HPに一番に出てくる言葉「突き抜けろ!働く環境と意欲が持てる給与」はダテではなく、私の目標でもあります。

事業も、想いも、未来へつなぎましょう。